PHPとは
Web開発でよく利用されている「スクリプト言語」ですPHP: Hypertext Preprocessor
(ピー・エイチ・ピー ハイパーテキスト プリプロセッサー)
PHPは「スクリプト言語」の1つ、HTMLに埋め込められるためWEB開発でよく使用されます
Webサービスやシステムは全てプログラミング言語で作られていて、
スクリプト言語は、アプリケーションソフトウェアを作成するための簡易的なプログラミング言語の一種
「Perl、Ruby、Python、JavaScript
「PHP」の特徴
- HTMLソースコードに埋め込む(作成)ことができる
- クライアントサイド
- 動的にWebページが作成できる
- データーベース(MySql・PostgerSQL)などと連携できる
PHPは、最も多く使われてるオープンソース
WEBページを、動的に生成させるページに作成するのに向いている「プログラミング言語」特に、WEB開発に適しており、アプリケーションの開発者に使用されてる。
HTMLに埋め込むことができ、軽く高速な動作が特徴です。
PHPで何ができる!
PHPで何が出来る、と言うより何でも出来ます。
CGIは、「Perl」のプログラミング言語で作られてるのですが
CGIで、出来る事は全て行うことも出来ます。
と言うより、PHPは、「Perl」より、とても簡単に高性能と言えます。
また、負荷が少なく、動作が軽く処理します。
PHPは、CMS(コンテンツマネジメントシステム)など
WEBサイトを構築するプログラムとして、多く使われていることもあり、
その中でも、定番のサイト作成ができる「Wordpress」も
PHPとデータベース(MySQL)を連携して、をインストールすることが可能です
- WordPress(ワードプレス)
- Movable Type(ムーバブルタイプ)
- XOOPS(ズープス)
- WiKi(ウィキ)
- ZenCart(ゼンカート)
レンタルサーバーでも定番な(PHP)機能
レンタルサーバーでは、「PHP」が使える仕様になっていることがほとんどです
また、PHPのバージョンも、管理画面で手軽に設定できるようになっています
PHPバージョン
PHPには、「PHP 4、PHP 5.1~PHP 5.6、PHP 7」などバージョンがあり
「PHP 5.5.38」「PHP 5.6.30」のように細かくバージョンが更新されている
PHP4系とPHP5系、また、PHP 7系は、仕様は大きく変わります。
「モジュール関連の違い、オブジェクトの仕様の違い、セキュリティ関連」など
定期的に、最新版がパフォーマンスとセキュリティを大幅に向上していきます
現在は、「PHP 7」が、2015年12月に、メジャーバージョンアップされ
PHP6を飛び越えて、PHP7にバージョンアップされ注目されている
- PHP7は、PHP5 に比べて2倍以上の実行速度が速い
- メモリ使用量も大幅に低減できることになる
バージョン | 初回リリース | アクティブサポート | セキュリティサポート |
8.0 | 2020/11/26 | 2022/11/26 | 2023/11/26 |
7.4 | 2019/11/28 | 2021/11/28 | 2022/11/28 |
7.3 | 2018/12/06 | 2021/12/06 | |
7.2 | 2017/11/30 | ||
7.1 | 2016/12/01 | ||
7.0 | 2015/12/03 | ||
5.6 | 2014/08/28 | ||
5.5 | 2013/06/20 | ||
5.4 | 2012/03/01 | ||
5.3 | 2009/6/30 | ||
5.2 | 2006/11/02 | ||
5.1 | 2005/11/24 | ||
5.0 | 2004/07/13 | ||
4.4 | 2008/08/07 | ||
4.3 | 2005/03/31 | ||
4.2 | 2002/09/06 | ||
4.1 | 2002/03/12 | ||
4.0 | 2001/06/23 | ||
3.0 | 2000/10/20 |
PHPは1年毎にリリースされていて、サポートは、リリースから2年間が完全にサポート、
さらに1年間が重大なセキュリティ問題についてのみサポートされます。
〈アクティブサポート〉積極的にサポートされている
報告されたバグとセキュリティの問題が修正され、定期的なリリースが行われます。
〈セキュリティサポート〉重要なセキュリティ問題に対してのみサポートされる
リリースは必要に応じてのみ行われます。
最新版の導入が遅くなる理由
PHPの開発者が最新版をリリースすることで、WEBサーバーやアプリケーションソフトなどの事業者も、コードを更新することになり、それには時間が掛かります。
しかも、時間が掛かるだけではなく、互換性を保つために試験なども必要になります
レンタルサーバーでも
「PHP」を提供していますので、最新版の「PHP」を、提供を開始することになるのですが、
需要が多いレンタルサーバー会社などは、
リリースされてから、3ヶ月~6ヶ月後に、導入されるケースが多いです。
レンタルサーバーによっては、
提供開始できるまでに、もっと時間が掛かる場合もありますし!
更新に伴い、WEBサイトのトラブルでサポートが増えてしまうのか?技術的に遅れてしまうのか?そもそも、PHPの最新版を利用できるようにしたくない会社もあるようです!
いまだに「PHP5.6」を提供しているレンタルサーバーもございます!
バージョンの更新は必要なの?
PHPのバージョンには、
「セキュリティ・パフォーマンス・新機能」が追加されることになり
パフォーマンスの改善も大きいですが、特に「バグや脆弱性」の修正が重要となります。
ですので、サポートが終了したバージョンに関しては「バグや脆弱性」が修正されなく
危険な状態での使用する形になってしまうので、
サーポート期間内のバージョンを利用することが推薦されています。
まれに、サポートの延長がある場合もありますが
基本的に、セキュリティサポートは、リリースから「2年+1年」で終了することになります
バージョンの切り替え
「PHP」は、ほとんどのレンタルサーバーで、「機能」として提供されているので
PHPのバージョンアップは、レンタルサーバー会社の管理のもと更新できる形になります
サーバー会社ごとに、バージョンの対応が異なり、使えるバージョンが変わります。
複数のバージョンが利用できる場合は、管理画面で切り替えて利用することになる
ですので、サポートが終了した古いバージョンを、あえて利用したい場合は、
レンタルサーバーで提供しているバージョンの確認が必要になりますね!
まとめ
古いバージョンになると、サポートされなくなり、
セキュリティの問題も含め、推薦されているバージョンを利用することが良いのだが
アプリケーションソフトの動作環境によっては、
最新のPHPバージョンが利用できなく、動作しないことがあるので注意が必要!です
特に、「PHP 5」から「PHP 7」といった、大きく仕様が変わる場合ですと、
エラーが起こり、トラブルが発生することに繋がってしまいますね!
ですので、安易にPHPのバージョンを変えてしまうことで、
そのタイミングで、通常に使っててWEBサイトが、
急に、不具合が生じたり、画面が真っ白になってて、びっくりする事もあります
そう言った意味では、アプリケーションソフトを動かし
トラブルが発生した場合は、PHPを疑い常に意識しておくのも大事になる
逆に、アプリケーションの対応が遅いものや、
全く更新されず、サポートさえされてないものは要注意です。